こども定期演奏会ネット

Concert-演奏会について-
こども定期演奏会ってなに?
演奏会スケジュール
いままでの演奏会
えいぞうで見る演奏会

Museum-音楽を学ぼう-
楽器のいろいろ
音楽のいろいろ
音楽の歴史


こども奏者募集
テーマ曲募集
お知らせページ

www.codomoteiki.net
トップへ戻るインフォメーションサイトマップ
プログラム・ノート
   
プログラム 2002年8月31日(土)
 
第2回 リズムって? 〜イタリア、フランス、スペイン〜
ビゼー:オペラ『カルメン』から「第1幕への前奏曲」
ベルリオーズ:幻想交響曲から第2楽章「舞踏会」
ファリャ:バレエ音楽『三角帽子』から「フィナーレ」
ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』から「夏」第2楽章−第3楽章
ヴァイオリン独奏:柳田茄那子
ヴェルディ:オペラ『アイーダ』から「大行進曲」
ラヴェル:ボレロ
 
 プログラムノート 有田 栄(音楽学)
   ビゼー:オペラ『カルメン』から「第1幕への前奏曲」
 
ジョルジュ・ビゼー(1838−75)は、今から150年ほど前、つまり19世紀の中ごろに活躍していたフランスの作曲家。有名なオペラ(歌劇)『カルメン』は、メリメという作家の小説をもとに作られた作品です。オペラの舞台は、スペインの南部、アルダルシア地方にあるセビーリャという町。カルメンは、気が強くて、だれにも左右されずに自由に生きる、美しいロマ(世界中を旅しながら生活している民族。昔は「ジプシー」と呼ばれました)の女性です。兵隊のドン・ホセも、闘牛士のエスカミーリョも、町のみんなが彼女に夢中。でもカルメンは、「恋は、人が飼いならすことができない野性の小鳥のようなもの。だから、だれを好きになるかなんて、私の勝手よ!」と言うばかりです。ところがそのことが、やがてとんでもない悲劇を引き起こしてしまうのです…。
今日聴いていただく「第1幕への前奏曲」は、このオペラの一番はじめに演奏される曲です。物語への入り口として、オペラの中に出てくるいろいろな場面の音楽が使われています。はじめは、はげしく勇ましいリズムの「闘牛士の入場」と「闘牛士の歌」、そして後半は、物語のゆくえを表しているようにドラマティックな「運命のテーマ」です。
 
   
   ベルリオーズ:『幻想交響曲』から第2楽章「舞踏会」
 
エクトール・ベルリオーズ(1803−69)も、19世紀フランスの作曲家です。ベルリオーズは、若いころから音楽だけでなく、文学にとても興味を持っていました。ですから、彼の音楽はいつも、物語や詩と深い関係があります。大きなオーケストラを自由自在に使って、ロマンティックな響きを作るのが得意だったベルリオーズは、音楽の中の物語を、生き生きと描くことができました。
『幻想交響曲』の物語は、ひとりの若い芸術家が、運命の女性と出会い、恋をしたことから始まります。ところがこの恋は片思い。彼女はふりむいてもくれません。若い芸術家の心は傷つき、彼女を思う苦しみのあまり、夢の中できみょうなまぼろしを見てしまいます。
「第2楽章」は、この夢の中の、舞踏会の場面。大勢の人々がひしめいている、はなやかな舞踏会です。彼女は来ているでしょうか。「ワルツ」のリズムにのって、楽しそうに踊っている男女の輪の中に、彼女の姿を見かけたような気がしますが、すぐに姿が見えなくなってしまいます…。
 
   
   ファリャ:バレエ音楽『三角帽子』から「フィナーレ」
 
マヌエル・デ・ファリャ(1876−1946)は、20世紀の前半に活躍したスペインの作曲家。先ほどの『カルメン』の舞台となった、アンダルシア地方に生まれたファリャは、スペイン民謡のメロディーや踊りのリズムを、作品の中にふんだんに取り入れています。
『三角帽子』は、スペインの有名なお話をもとにしたバレエ作品です。それは、アルダルシアのとある村でのできごと。村の粉屋さんと美人の奥さんは、毎日仲よくくらしていました。そこへある日、三方がとがった「三角帽子」をかぶっていばりちらしているお代官がやってきます。お代官は、粉屋さんから美人の奥さんを取り上げてしまおうと、ワナをしかけますが、悪いことはできないもの。自分でそのワナにはまってしまい、村人たちにさんざんこらしめられて、すごすごと逃げていく、というお話です。
「フィナーレ」は、このお話の最後のところ、村人たちが、お代官にそっくりのワラ人形を作って、空に放り上げながら、してやったりと喜ぶ場面の音楽です。全員が、楽しい「ホタ」という踊りを踊ります。
 
   
   ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』から「夏」第2楽章,第3楽章
 
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741)は、今から300年くらい前、バッハと同じころに活躍した、イタリアの作曲家です。ヴィヴァルディは、自然の景色や人の心の動きを、音楽で描くことがとても得意でした。
『四季』は、春、夏、秋、冬、四つの曲からなるシリーズです。それぞれの季節を描いた短い詩がついていて、その内容を音楽が表わしています。
「夏」。太陽がじりじりと照りつけて、みんなが暑さでぐったりとしています。「第2楽章」では、つかれた羊飼いが眠ろうとすると、ハエやカがブンブン飛んできてじゃまをします。しかも、時々空にピカッと稲妻が走り、ゴロゴロという雷の音も聞こえます。これでは眠れそうにありません。「第3楽章」では、とうとうはげしい雷雨になりました。どしゃ降りです。ヒョウまでバラバラと降ってきて、畑や果物の木をたたきつけています…。ヴァイオリンのソロ(独奏)と、弦楽器のオーケストラで演奏するこの作品は、「協奏曲」という種類の音楽です。この曲では管楽器も打楽器も使いませんが、弦楽器だけで、どれだけたくさんのことが表現できるか、聴いてみて下さい。
   ヴァイオリン 柳田茄那子
 
2才2ヵ月からヴァイオリンをはじめる。正岡絋子、金鋪真由美、小川有紀子に師事。1998年第12回東京オペラシティ リサイタルホールで「若い芽のコンサート」に出演。99年ヴェルディ・アートサロンでフレンドリー・コンサートに出演。海老名プライム・ホールで「ベッティーナシュミット&森 美加&カオンフレッシュコンサート」に出演。2001年第55回全日本学生音楽コンクール東京大会第1位。
 
   
   ヴェルディ:オペラ『アイーダ』から「大行進曲」
 
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813−1901)は、たくさんの有名なオペラを書いたイタリアの作曲家です。
オペラ『アイーダ』の舞台は、古代エジプト。主人公のアイーダは、エチオピアという国の王女です。戦争にやぶれたため、ほりょとしてエジプトに連れてこられ、身分をかくして召し使いになっています。ところが恋人ラダメスは敵の国、エジプトの将軍です。ラダメスへの愛と、祖国への愛との間にはさまれて、アイーダは苦しみ、とうとうラダメスをうらぎってしまうのです。けれども、牢屋にとらえられたラダメスのところに、アイーダはもどってきます。そして二人は、暗い牢の中で静かに死刑の時を待つのでした…。
聴いていただく「大行進曲(がいせん行進曲)」は、戦いを終えたエジプト軍が、大勢の人々が出むかえる中、誇らしげに帰って来る場面の音楽です。
 
   
   ラヴェル:ボレロ
 
モーリス・ラヴェル(1875−1937)は、フランスの作曲家。オーケストラを使って、色とりどりのあざやかな響きを作り出すのが得意で、「オーケストラの魔術師」と呼ばれていました。
「ボレロ」というのは、スペインの舞曲の名前です。このラヴェルの「ボレロ」も、もともとはバレエのための音楽でしたが、今ではたいてい、バレエなしのオーケストラ曲として演奏されています。
小太鼓がたたいているのが、「ボレロ」のリズムです。これが最後までずっと繰り返されます。そして、そのリズムにのって、色々な楽器が順番にメロディーを演奏します。フルート、クラリネット、ファゴット、オーボエ、トランペット、サクソフォーン…。空から星が降ってくるような音の、チェレスタ(打楽器の仲間)も登場します。こうして、オーケストラの一つ一つの楽器が、だんだんハーモニーを積み重ねていって、最後にオーケストラ全体が鳴り響きます。まさに、オーケストラの底力を見せてくれる曲ですね!
   
 
前のページへもどる
   
第2回プログラムノート
 
関連リンク

テーマ曲/イラストについて
チケット購入について
指揮者:大友直人

東京交響楽団
サントリーホール
いままでの演奏会
第27回プログラムノート
第26回プログラムノート
第25回プログラムノート
第24回プログラムノート
第23回プログラムノート
第22回プログラムノート
第21回プログラムノート
第20回プログラムノート
第19回プログラムノート
第18回プログラムノート
第17回プログラムノート
第16回プログラムノート
第15回プログラムノート
第14回プログラムノート
第13回プログラムノート
第12回プログラムノート
第11回プログラムノート
第10回プログラムノート
第9回プログラムノート
第8回プログラムノート
第7回プログラムノート
第6回プログラムノート
第5回プログラムノート
第4回プログラムノート
第3回プログラムノート
第2回プログラムノート
第1回プログラムノート

[お問い合わせ]
財団法人東京交響楽団
TEL:044-520-1518
info@codomoteiki.net
 
 
お問い合わせメール:info@codomoteiki.net